曾曾おじいちゃんのお家
沖縄のある村の廃屋、残念ながら先日すべてを取り壊した
娘へ
上の写真は沖縄のある村にある大きな屋敷だ。
何十年も誰も住んでいなかった。
君の曾曾おじいちゃんはそこの一番座に100歳を超えても座っていたよ。
その屋敷を建てたのは戦後すぐで君の曾おじいちゃんが南米で成功して帰ってきてからだよ。
君の曾おじいちゃんは早く亡くなったけど、その後、曾おばあちゃんは長男のいる南米に帰って行った。
君のおばあちゃんは三歳の時に南米から帰ってきた。
そして今ただ一人生きている君の祖父母となる。
まだ生きているうちに会ってください。
僕が好きなヘレン・ケラーの言葉を送ります。
「幸福の扉の一つが閉じるときには、別の一つが開きます。けれど私たちは閉じた方ばかり眺めていて、こちらに向かって開かれているもう一つの方に気づかないことが多いのです。」
父より
関連記事